たぐるの「かやくご飯」

2023/05/27 ブログ

かやくご飯

「かやくご飯」は、古くは「加薬飯(かやくめし)」と呼び、「加役飯」とも言った。この「加薬」と「加役」、漢方では、主要な薬に対して補助的な薬を「加薬」といい、料理では、主材料に加える補助的な材料を「加役」というのだとか。

 

大阪・難波の「大黒」は1902年創業の専門店で、かやくご飯のパイオニア的存在。利尻昆布とかつお節で取っただしの深い味わいが特長で、「細かく切ったごぼう、薄揚げ、こんにゃくの3種の具材が香りや歯応えを補っている」。

たぐるご飯は、ごぼうに薄揚げ、それに三大うまみ成分と言われるグアニル酸が豊富なきのこ類、舞茸が入ります。だから、噛めば噛むほど米からにじみ出るだしの旨味をしっかり感じることができます。

 

  • かやくご飯の楽しみの一つ。香ばしい「おこげ」